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バツグンフィードについて

バツグンフィードとは

回転盤式拡散投入機「バツグンフィード」、その力は従来の設備とは比べ物にならない効果を発揮します。
その効果とは、従来の設備で悩まされた投入方法の不具合による原料の集中流れ・片流れが原因での使用網面積の低下や多量の水分を含むダスト処理、そして網の集中摩耗の発生など、選別不良や能力不足の大半を解決できる画期的な機械なのです。
設置後の選別効率は、従来の25%〜30%アップ!
また、バツグンフィードは、以下の特許を取得しております。

第1803848号   第3037693号
第594022529号 第2950825号
第3364459号   第3302658号

バツグンフィード考案に至るまで

近年、良質の細粒製品が生産されている反面砕石微粉も比例して増加し、粘着性の強い採掘微泥と雨水等の水分が相まって不利が重なり、益々高度な選別技術が要求され多数の砕石工場で頭を悩ませているのが実態であります。
また振動篩機の選定や投入方法においては、長年に渡り特別な対策もされず、機械自身の設計能力は十分あっても使用実態は投入方法の不具合による原料の集中流れ・片流れにより使用網面積の低下となる能力不足が発生し、加えて目詰まり発生により益々選別が困難を極めています。
乾式篩い分けにおいて水分比率の高い原料の選別効果を高める為、投入シュートによる分割投入方法、ウレタン網の使用等数々の対策を施し解決に取り組みました。しかしながら従来のような設備を行い、選別不良が発生してから慌てて対策するだけでは根本的に改善することは困難であり、これ以上の選別効果を望むことの限界を身をもって知りました。
そこで長年行われて来た振動篩機の設置に対する固定概念を捨て、水分比率の高い原料が網上を流れるメカニズムを解明すると共に、投入と同時に網面全体に飛散することによって得られる数多くの利点を追求し、その結果比較的安価で設備の簡単な回転盤式拡散投入機(バツグンフィード)を考案するに至りました。

従来とバツグンフィードの違い

従来とバツグンフィードの違い……その1

従来の投入方法と製品の流れ方
従来の投入方法と製品の流れ方
バツグンフィード使用の時の図
バツグンフィード使用の時の図

特に高い水分を含むダストは網面を進む速度が遅く、振動篩機により与えられるジャンピング効果も少なく網面を進むため分散が困難となり、ふるい落とされるまでに時間を要し選別不良が発生します。細かい粒子は中央部ばかり層厚をなして進む為、付着目詰まりも急速に成長し中央部集中流れによる選別不良が発生します。層厚が多い時はタッピングボールを使用しても効果は少ないです。一方、バツグンフィードでは集中することなく均等に分散され全面に行き渡ります。

従来とバツグンフィードの違い……その2

従来設備の図,バツグンフィード設置の場合の図

集中投入は同じ場所へ原料投入が行われる為、網の集中摩耗が発生します。摩耗を防ぐ為に投入部をめくらにしている場合も数多く見受けられますが、この為に実質ふるい分け面積の利用は低下し、能力不足の原因となっています。
バツグンフィードは広い範囲にばらばらに投入される為落下すると即篩い分けされ、またその篩い分けされた粗粒製品の上に次々と落下するので網の消耗は少なくなります。また、同じ所への連続落下は行われない為単位面積当りの処理量が少なくなります。

従来とバツグンフィードの違い……その3

従来設備の図,バツグンフィード設置の場合の図

2段式振動篩機においての下段網での篩い分けの場合は、特に上段投入口の網の選別効率によって大きく左右されます。上段網で早く篩い落とさないと下段網への落下位置は益々投入側より遠くなる為、網使用面積がどんどん少なくなり、選別不良の発生原因となります。

従来とバツグンフィードの違い……その4

網面での片流れによる選別不良の要因は、ベルトコンベヤーの投入方向に起因する事が多くあります。
設備の都合上やむなく振動篩機への投入を横方向から行う場合、従来の投入方法では、粗い原料は前方へ、細かい粒子は手前に落下します。この為、選別したい原料は手前を片流れの状態で流れる為、実質篩い分け面積は半減し選別不良となります。 バツグンフィードは回転により粗粒と細粒がミックスされるので、片流れを解消することが可能となります。

バツグンフィードのメリット

  1. 振動篩機の床面積の最大利用ができる。
  2. 円盤投入に依り原料の飛散投入を行う為、ダストや製品がアミ全体を流れる。
  3. アミ上へ落下した時点で篩い分けが容易になる。
  4. 集中投入ではないので落口アミの集中摩耗が無くなる。
  5. 円盤の回転方向・回転数を変える事により、投入原料に応じ拡散度合の調整が出来る。
  6. 飛散投入によるアミ線上へのタッピング効果があり、付着防止となる。

標準バツグンフィードの機種

標準型バツグンフィード

型式摘要機械円盤径モーター容量
BF- 9003尺Ф250-20.4KW × 4P × 1/20 〜2台
BF-12004尺Ф350-20.4KW × 4P × 1/20 〜2台
BF-15005尺Ф400-20.4KW × 4P × 1/20 〜2台
BF-18006尺Ф450-20.75KW × 4P × 1/20 〜2台
BF-21007尺Ф500-20.75KW × 4P × 1/20 〜2台
BF-24008尺Ф550-21.5KW × 4P × 1/20 〜2台
BF-27009尺Ф650-21.5KW × 4P × 1/20 〜2台
BF-300010尺Ф750-21.5KW × 4P × 1/20 〜2台

※インバーター盤はオプションです


大塊用バツグンフィードの機種

大塊用バツグンフィード

型式摘要機械円盤径モーター容量
BFS-15005尺Ф450-21.5KW × 4P × 1/20 〜2台
BFS-18006尺Ф450-21.5KW × 4P × 1/20 〜2台
BFS-21007尺Ф500-21.5KW × 4P × 1/20 〜2台
BFS-24008尺Ф550-21.5KW × 4P × 1/20 〜2台

※インバーター盤(2.2KW用インバーター2台組込)1面(オプション)


バツグンフィード使用上の注意

  1. 投入原料が0〜60mmの時は標準型を御使用下さい。
  2. 投入原料が60mm以上(max150mm)の時は大塊用を御使用下さい。
  3. 泥分や水分が多い時はベルトコンベヤーのシュートやバツグンフィードの投入シュートが詰りますので、場合によっては投入シュートを取り外してベルトコンベヤーから直接バツグンフィードの上に投入して下さい。
  4. バツグンフィードだけで解決出来ない時もありますのでアミの選定を含め御相談に応じます。
  5. バツグンフィードにて飛散投入する最大の目的は、水分を含んだ微粉を投入即選別する事であります。振動篩機によってはフィードボックスがありますが、この上に落し分散するだけでは効果も少ないので出来る限りアミ面上へ飛散できるように設計して下さい。